皆さん、はじめまして。
高知県日高村でスコティッシュクラフトビール醸造所の立ち上げに奔走している「醸造所の社長」こと、さきちゃんです。
このブログでは、私の夫である醸造士のジョンによる醸造記録だけでなく、社長視点の悩みや甲藤、日々の想いを記録していこうと思います。
その本格的な連載を始める前に、まずは「なぜ私がこの挑戦をしているのか」について、少しだけお話させてください。

私は「ビールをつくる人」ではありません
誤解を恐れずに言えば、私はビールをつくる「技術屋」ではありません。タンクを磨き、酵母の機嫌を伺い、緻密な計算でレシピを組み立てるのは、スコットランド人である夫(醸造責任者)の役割です。
では、私の役割は何か。

それは、彼が魂を込めてつくったビールを、最高の一杯としてお客様に届けること。 そして、この事業を通じて私の故郷である高知県に新しい光を灯すことです。
私は醸造のプロではありませんが、ビールが生み出す「感動」と「時間」を提供するプロでありたい。そう願って、経営という舵取りをしています。
高知県にスコットランドの風を
私たち夫婦は、国際結婚です。日本で出会い、その後スコットランドでこれからの人生を共に歩むことを決めました。そんな私たちにとって、日本への移住、そして地方での起業は、大きな、大きな決断でした。
住み慣れた故郷を離れ、言葉も文化も違う地で夢を追う夫。その彼を支えながら、私は自分のルーツである高知県を、世界に誇れる「ビールの聖地」にしたいという野望を抱いています。
故郷への恩返し
私にとって高知県は、ただの起業の地ではありません。私を育ててくれた大切な故郷です。
そんな地である高知県は、2025年4月に人口が65万人を下回り、統計史上最少となりました。人口減少に歯止めがかからない中、これからの高知県の在り方が問われています。
私たちBRAVE&BRAWには、高知県の人口を増やすことはできないかもしれない。でも、私たちのビールの周りに集まってくれる、今いる人たちが手を取り合ってつながっていけば、きっと未来は明るくなる。私たちはそんな世界を、日高村で生まれるビールで実現したいんです。
この村のすばらしい水、豊かな自然、そして温かい人々。ここにスコットランドの「BRAVE & BRAW(勇敢で見事な)」精神を掛け合わせたら、きっとまだ誰も見たことのない、すばらしい化学反応が起きる。そう思っています。

スコティッシュビール片手に語り合うを夢見て
とはいえ、現実はドラマのように美談ばかりではありません。今も私たちは、歴史的な円安に冷や汗をかきながら、海外から届く設備の手配に頭を抱え、時には「なんでこんな大変なこと、始めてしもうたがやろう」と苦笑いする日々を送っています。
でも、かつて竹鶴政孝ことマッサンとスコットランド人妻・リタさんが琥珀色に輝くウイスキーの向こうに夢を見たように、私とジョンも、パブのカウンターで地元の皆さんや世界中からの旅人がスコティッシュビール片手に語り合っている、そんな場面を夢に見ています。
これから書くと決めたこのブログには、私たちの奮闘の記録を綴っていきます。時には笑い、時には一緒にハラハラしながら、私たちの醸造所が産声を上げるまでを見守っていただけたら嬉しいです。

最後に
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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Life is more fun if you are BRAVE&BRAW!
次回の記事もぜひのぞきに来てください。



