AULD BUT GOLD | 5.0%

「”Auld but gold”(古き良き、私たちの時間に)

パブの隅でビールグラスを傾ける老夫婦。長い歴史を共に歩んできたふたりが、互いの目に宿る変わらない輝きを祝してグラスを掲げる。そんな温かくエネルギッシュな風景から、このビールは生まれました。」

歴史から消えた「スコティッシュIPA」の真実

クラフトビールファンでも「スコティッシュIPA」という言葉を聞いたことがある人は少ないかもしれません。

18〜19世紀、イングランドで生まれたIPAは、長旅での腐敗を防ぐために大量のホップと硬水を使って造られる「強烈な苦み」が特徴のビールでした。

しかし、スコットランドのブルワーたちは黙っていませんでした。「イングランドより美味しく、飲みやすいIPAを作ってやろう」とライバル心を燃やしたスコットランドの醸造所は、高額な給料を提示して優秀なイングランドの職人たちを北へ引き抜いたのです。

スコットランドの「やわらかな軟水」と「低温での丁寧な発酵」で仕込まれたIPAは、苦みが丸くなり、非常に滑らかで飲みやすいビールへと進化を遂げました。この「スコティッシュIPA」は、1920年代のアメリカ禁酒法以前、海を渡って米国のパブシーンでも大ブームを巻き起こしたという歴史があります。

伝統の英吉利ホップ $\times$ 高知のボタニカル(山椒・柚子)

僕たちは、この歴史的なスコティッシュIPAの哲学にインスピレーションを受け、現代の高知・日高村で新たなアプローチを試みました。

ベースとなるのは、英吉利(イギリス)の伝統的なホップ。このホップが持つ「ハーブのような上品な爽やかさ」や「オレンジマーマレードを思わせる控えめな甘香」は、軟水で仕込むことでより一層引き立ちます。

そこにアクセントとして加えたのが、地元・高知産の「山椒」「柚子ピール」です。

山椒のスパイシーなピリッとした立ち上がりと、柚子の清々しい和のシトラスノートが、伝統的なホップのマーマレード感と見事なハーモニーを奏でます。モルトの優しい甘み(Malt Sweetness)が全体を包み込み、IPAでありながら刺激が強すぎず、思わずもう一杯おかわりしたくなる(Very Moreish)仕上がりになりました。

年月を重ねるほどに味わい深く

英語の “Old but gold”(古くても価値がある)と、スコットランド語の “Auld”(オールド)を掛け合わせた『AULD BUT GOLD』。

歳を重ねることは、決して衰えることではありません。経験を積み、深みを増し、今この瞬間を最大限に楽しむこと。

歴史あるスコティッシュIPAの製法と、高知の豊かな風土、そして「歳を重ねても元気に人生を楽しもう」というメッセージが詰まったこの一杯を、ぜひ大切な人と一緒にお楽しみください。

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